【第11回 甲南大学書評対決】 伊坂幸太郎著 『終末のフール』

10月14日(火)に開催された第11回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

和太鼓同好会甲(きのえ)チーム 法学部3回生 山内大遥さんからのおすすめ本です。

 

 

書名:終末のフール
著者: 伊坂幸太郎
出版社:集英社
出版年:2006年

以下、山内さんの書評です。

これは「八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。」そう予告されてから五年が過ぎた世界。当初の絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な状態に落ち着きつつある。
仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、彼らは新しい生命への希望、過去の恩讐、、、はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは。今日を生きることの意味を知る物語。
この作品は八つの物語から構成され、この終末の世界を生き抜こうとする8人が描かれる。それぞれの人物がみいだす希望や、強く生きるための姿勢に注目してほしい。

 

第11回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

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